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レンガ造りの家は〇〇が不要!?レンガの家の3つのタイプをご紹介

どっしりとした重圧感、洋館のようなおしゃれな雰囲気。
レンガ造りの家に憧れを持つ方は多いのではないでしょうか。

レンガとは

粘土や泥を型に入れ、窯で焼き固めて作られる建築材料のことです。
レンガが建築材料として使用されるようになったのは、なんとメソポタミア文明の時代から。
日本では赤レンガ倉庫、世界遺産に登録された富岡製糸場などの歴史的建造物がありますね。

レンガの家【3つのタイプ】

⒈レンガ積みの家

代表的なレンガの家はレンガを積み上げて作る家です。
内部に鉄筋やステンレス筋を通し
モルタル材で固めて積み上げていきます。
耐久性は半永久的!
外壁の塗り直しや張り替えなど、メンテナンスの必要がありません。

⒉スライスレンガの家

薄くスライスしたレンガを金属のレールに乗せて
外壁の表面に固定します。
レンガを積みの家と比べると手間がかからないので
施工しやすく費用も抑えられます。
下地などが劣化するので
約10年ごとにメンテナンスが必要です。

⒊レンガ風サイディングの家

サイディングの表面に塗装したセメントボードを張り詰めていくので
レンガのような風合いを演出したい場合に利用されます。
こちらも劣化するため約8年ごとのメンテナンスが必要です。

本物のレンガ造りの家のメリット

軽量化したスライスレンガの家、
レンガ風のサイディングの家がありますが
「レンガの家」と言えるのは、やはりレンガを積み上げて造られた家です。
では、本物のレンガ造りの家のメリットを見ていきましょう。

メンテナンスが不要

1番のメリットはこちらではないでしょうか。
一般的な住宅だと10年に1回程度は外壁の張り替えなどのメンテナンスが必要になります。
ですがレンガの家は外壁のメンテナンスは必要ありません。
メンテナンス費用も決して安いものではないので
ランニングコストが掛からないのは嬉しいですね。

冬は暖かい

レンガの中には小さな気泡が無数にあり
空気の層が作られています。
耐熱性があり蓄熱性能があるので
寒い時期でも家の中は暖かくなります。

築年数が古くてもおしゃれ

家には流行りがありますが、レンガの家は何十年経ってもおしゃれな雰囲気のまま。
むしろ自然素材なので年月を重ねるごとに風合いが増します。

耐震性に優れている

レンガ造りの家は地震に弱いイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
「レンガ中空積み工法」とよばれる
外壁をレンガの壁でカバーする施工法があります。
家全体にレンガの壁による重みが掛からないので耐震性が高くなります。

本物のレンガの家のデメリット

メンテナンスが不要で、どっしりとしたおしゃれな仕上がりになるレンガ造りの家。
だからこそ生まれてしまうデメリットもあります。

蓄熱性の高さによる夏の暑さ

レンガ造りの外壁は内側に取り込んだ熱を
8~10時間程度逃がさないので、冬には嬉しい効果です。
夏場は家の中に熱が留まってしまい暑くなります。
最近は家の中にいても熱中症が心配されるので
レンガ造りの家は要注意ですね。

簡単にリフォームできない

鉄筋を使い、がっちりと組んでしまったレンガの家は
リフォームをするとなると大掛かりなものになります。
長く済むことを前提に、飽きのこない設計を行う必要があります。

費用と工期

一つ一つ職人がレンガを積んでいくため
どうしても費用が高くなってしまいます。
また、木造の家の主要構造部分を作り
外側をレンガで囲むので工期も長くなります。

 

まとめ

重厚感のあるレンガ独特のおしゃれな雰囲気、
一度建ててしまえばメンテナンスの必要がない
というところはとても魅力的ですよね。

ですが費用は高めで工期も長い…

レンガの家に惹かれる理由は何ですか?
「機能性を含めてレンガ造りの家にしたい!」
と考えるのであれば、上記のことを踏まえて再度検討してみてください。
もし外観が好みなのであれば木造の家に張り付けるスライスレンガや
レンガ風のサイディングの家を検討してみるといいかもしれません。

 

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