注文住宅を安く建てるための４つの知恵。
お客様とお会いし注文住宅について打合せを進めていくと必ずと言っていい程、費用のお話になります。
これは、新築でもリフォームであってもです。
では、実際に注文住宅の費用を安くするためには、どのような手段があるのでしょうか？
注文住宅を新築で建てる場合を想定して、費用を安くする方法をお伝えしたいと思います。
注文住宅を安く建てるには相見積もりが重要
お家に関わることは、費用も大きくなり易いため、金額を気にされるのは当然のことだと思います。
そこで一番気を付けて頂きたいのが、一社からの見積もりだけでそのまま新築工事を行ってしまうことだと考えています。
なぜなら、比較対象がないことで金額の妥当性がわからなくなってしまうからです。
相見積もりは比較のため
お客様側からみた場合、例えば新築注文住宅を建てるのにA社から３０００万円の見積もりが来たとします。
この時点では、３０００万円は当然の金額という、認識になってしまうと思います。
しかし、相見積もりを行ってB社から２７００万円の見積もりが来たとすると、A社とB社では３００万円の差が出ることになります。
そうなると、金額として妥当だと考えられるのは、B社が提出してきた２７００万円の見積もりになります。
同じ仕様で注文住宅を建てる前提の話になりますが、この様に金額の妥当性を見極める上で、相見積もりでの比較はとても重要になってきます。
二階建てより平屋の方が高い
近年、注文住宅の中で人気が出てきているのが平屋建てです。
安く建てられるイメージがありますが、二階建ての住宅に比べて、平屋建ての方が費用は高くなります。その理由として、施工面積が広くなることが挙げられます。
たとえば、屋根と基礎の施工面積は、二階建てと比較し、２倍の面積になります。
当然ですが、面積に応じて建築費用は高くなります。
デザイン次第で価格が変動しますが、大前提として二階建てより平屋建ての方が建築費用が高くなることを知っていると、注文住宅を安く建てる知識になると思います。
無駄のない間取り設計
実際に注文住宅を建てる際を想定したとして、費用を安くするために有効なのが無駄のない間取り設計です。
無駄と言われてもピンとこないと思いますが、たとえばバルコニーは無駄なスペースと定義できます。
バルコニーが必要な方にとっては、無駄とは感じないと思いますが、一番無駄のない設計は段差のない四角い家になります。
段差を作るにあたって柱や梁や間柱などの木材、それらを加工し取り付ける手間がかかります。
バスコニーは、それにプラスして雨を排水する加工や雨が内部に浸透しないようにする防水工事が加わってきます。
このように一見すると必要なスペースだと思っていても、無駄と定義できてしまうスペースがあるのです。
注文住宅を安く建てたいと思ったときは、極力無駄を省く間取り設計をお願いするよう心掛けましょう。
以前に、デザインの要点を抑えて、お金を掛けずに素敵な空間を実現させよう。という記事の書いているので、参考にしてみてください。
人気という言葉に惑わされない
どの業界でも同じですが、人気があるモノは高くなります。
注文住宅で例えると、大きくは土地。細かいところではキッチンになります。
人気がある土地は利便性や安全性が高く、あわせて評価額も高くなります。
キッチンの場合は、アイランドキッチンは使い勝手が良く、炊事を行う上でとても便利ですが製品価格も高くなっています。
このように、大きい分類と小さい分類問わず、人気があると言われるモノは価格も高くなるので、人気という言葉には気を付けるようにしましょう。
だからと言って、全て人気のないモノに置き換える必要もないので、適度に取り入れることが大切になると考えています。
まとめ
今回は、注文住宅を安く建てるために大事な要素をお伝えしました。
◎相見積もりをする
◎無駄のない間取り設計
◎二階建てより平屋の方が高い
◎人気という言葉に惑わされない
注文住宅を安く建てたいと考える方にとって、以上の要点が大事になると思います。
ぜひ、参考にしてみてください。
しかし、
どうしてもこの工務店じゃないと…。
どうしてもこのハウスメーカーじゃないと…。
好みのテイストやデザインがマッチしている企業があるは場合は当てはまらない話になってしまうということも、併せてご理解ください。
