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誰もが快適に過ごせる【ユニバーサルデザイン住宅】特に取り入れたい3つの場所を教えます!

「ユニバーサルデザイン」という言葉を聞いたことはありますか?
デザインの世界でよく使われる言葉ですが、建築用語としても使われています。
住宅に取り入れる事によって、多くの方が使いやすく快適な暮らしを実現することができるでしょう。
では一体、ユニバーサルデザインとはどのような物なのか、
特に取り入れたい3つの場所を紹介していきます。

ユニバーサルデザインとは

ユニバーサルデザインは1980年代、アメリカ・ノースカロライナ大学教授のロナルド・メイス氏によって誕生しました。
ユニバーサルデザインの原則として
・誰でも公平に利用できる
・使用において自由度が高い
・使用方法が簡単に理解できる
・必要な情報がすぐに理解できる
・ミスや危険につながらないデザインにする
・無理のない姿勢で楽に使用できる
・使いやすい大きさである
の7つを提唱しています。
性別・年齢・国籍・個人の能力などにかかわらず誰もが利用しやすいように空間や製品・サービスなどをデザインする、という考え方です。

では、住宅にはどのように取り入れていけば良いのでしょうか。

特にユニバーサルデザインを取り入れたい場所は…

住宅の中でも特にユニバーサルデザインを取り入れて欲しいのが
「玄関」「トイレ」「浴室」です。
これらの空間は事故が発生しやすく、使いづらさを感じやすい空間です。
将来的に自立した日常生活を送るための配慮や、
介護される側もする側も快適に過ごせる空間を意識した住宅づくりを目指しましょう。

-玄関-

玄関は家の中でも事故が起こりやすい場所です。
段差につまずいて転倒したり、靴の着脱の際にバランスを崩すなど、
事故を起こしやすくする要素がたくさんあります。
未然に防ぐには、段差の解消や手すりの取り付けがオススメです。
手すりの取り付けは後からでもできますが、段差の解消を後から行うのは難しい場合があります。
段差がない空間は誰にとっても使いやすく安全なので、
はじめから段差をなくした家づくりを検討してみましょう。

-トイレ-

車椅子でもスムーズに利用できるようなつくりにしましょう。
行き来しやすいように引き戸にしたり、入り口を広くとる必要があります。
車椅子利用者が無理なく利用できるトイレのスペースは、160cm×160cm以上といわれています。
これは、車椅子がトイレ内で回転できる寸法です。
はじめから車椅子に対応したスペースを確保する必要はありません。
必要になったときにこの程度のスペースが確保できるようにしましょう。
例えば、トイレの横に収納スペースを配置しトイレスペース拡大のリフォームをしやすくしておいたり、
あらかじめ広めのトイレを作り、収納棚や飾り棚を設けておいて
いざというときは棚を無くしてトイレを広く使うことができるように計画しておきます。
また、トイレの位置は寝室の近くが理想です。

-浴室-

浴室は転倒やヒートショックによる事故が起こりやすい空間です。
浴室の転倒で多い原因は床で足を滑らせることです。
濡れても滑りにくい床材を使用することで、事故を防ぐことができます。
手すりの取り付けも検討したいところですが取り付ける位置には注意しましょう。
手すりは使う人の手が届く位置にないと意味がありません。
浴槽に浸かった状態で、どの位置に手すりがあると使いやすいのか実際に試してみるのが良いですよ。

ユニバーサルデザインのメリットは…

建築時にユニバーサルデザインを取り入れることで、将来にわたって長く快適に過ごすことができます。
現在小さい子どもや高齢の家族がいないとしても、この先長く住む予定であれば
どの年齢の家族でも快適に過ごせるようにすることが大切です。
また、突然怪我や病気をしてしまった場合にもユニバーサルデザインの家に住んでいれば
本人や介助する家族の負担も軽くなります。

まとめ

せっかくのマイホームですので、より長く快適な暮らしを続けていきたいですよね。
「玄関」「トイレ」「浴室」を重点的に、長い人生を考えて設計すると良いでしょう。
ただ、ユニバーサルデザインを取り入れると、どうしても通常よりも費用が高くなりがちです。
そんな時にはこちらの「注文住宅を安く建てるコツ」をご覧ください!

 

 

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