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その設備、本当に必要!?自由度が高い注文住宅だからこその落とし穴

以前、注文住宅を建てる際やリフォーム時にオススメな
最新の便利な設備をご紹介しました。

今回は「便利だけどこれって必要?」というような
よく考えてから設置したい設備をいくつかご紹介します。

 

床下収納

人目に触れることなく、居住スペースを削らずに
物を収納することができます。
しかし、床下は外気の影響を受けやすい場所です。
温度や湿度が変化しやすいので
収納するものには注意が必要です。

適さないもの

食料品は特に気を付けましょう。
床下は目につきにくい場所なので
何が収納してあるか把握しづらいですよね。
収納したのを忘れていて期限を切らしてしまったり
腐らせてしまうなんて事になってしまいます。

重さも考えて収納するものを選びましょう。
床下収納は物の出し入れがしづらいですし、
奥にある物の出し入れは更に大変になります。
土鍋や箱買いした飲料水などを収納し、取り出すときに腰を痛めた…
なんてことにならないようにしましょう。

そして床下収納には取っ手などの部品が取り付けられるので
どうしても床に段差ができてしまします。
つまづきやすくなったり、掃除がしづらくなり
ホコリや汚れが溜まりやすくなります。

適しているもの

使用頻度が低く、腐らないものは床下収納に適しています。
キッチンペーパーやBOXティッシュなどのストックや
カセットコンロ、季節用品などがおススメです。
カップ麵や調味料の保存もできますが高温多湿になる夏場は注意が必要です。

 

吊戸棚

収納量が増え、包丁やキッチンばさみなど
小さいお子様にとって危険な調理器具をしまうのにも便利です。
しかし調理の作業動線を考えると多少面倒かもしれません。
私のように背の低い人は物の出し入れの時に
踏み台に上がらなければ届きません。

床下収納同様、使用頻度が低く軽いものの収納には適していますが
吊戸棚以外の収納スペースが十分で
調理道具などもあまり多くないのであれば
特に設置する必要はないかと思います。
吊戸棚がないと空間の圧迫感もなくなるので
明るく開放感のあるキッチンになります。

 

床暖房

「日本で1番寒い北海道が
日本で1番ヒートショックで亡くなる人が少ない」
というのはご存じでしょうか。
寒さが厳しい北海道では全館暖房の家が標準になっており
床下なども含め家全体が暖かくなっているからです。

メリット・デメリット

確かに床暖房は温まりにくい足元から
じんわり温めてくれてとても良い設備です。
しかし暖まるまでにはかなりの時間がかかります。
起動させてから部屋全体の暖かさを感じるまで
約1~2時間かかるといわれています。
「急激に床暖房の温度を上げると
足元から直接からだに熱が伝わり代謝が悪くなる」
というデータもあります。

メンテナンス費用と修繕費

使用していると水分が減ってしまうため
年に1回、稼働させる前に
不凍液の補充をしなければいけません。
また、5~10年に1回は不凍液の全量を交換する必要があります。
修理が必要になった場合どの程度の故障なのかにもよりますが
不凍液が漏れた場所が悪いと
床暖房の修理+床と壁の修理が必要になってしまいます。
この場合かなり高額な修繕費になってしまします。

スマイラボの床暖房に関するアンケートによると
築11年~20年では約3割、築21年以上となると半数以上が
「持っているけど使っていない」という結果になっています。

床暖房には温水式と電気式の2種類あり
コストや使い方が違ってくるので
どうしても床暖房をつけたいという人は
しっかりと考えた上で検討したほうがよさそうです。

まとめ

収納はたくさんあると便利ですが
あればあるだけいいと言う訳ではありません。
せっかくの便利な設備も、
使いこなせなければ無駄になってしまします。

どんな設備にもメリット・デメリットがあります。
予算や将来のことも考え、ライフスタイルに合わせて
本当に必要だと思う設備をしっかり選びましょう。

 

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