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【結露とは?】天井や壁の間で発生する内部結露に要注意

冬になると窓ガラスに現れる結露。
放っておくと住宅にも人体にも悪影響を及ぼします。
今回は結露が発生する仕組みや対策をご紹介しますので
お悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。

結露とは

空気が貯えられる水分の量は空気の温度によって決まります。
温度が高いと空気はたくさんの水分を貯えることができますが
逆に温度が低いと空気が貯えられる水分の量が少なくなります。
暖かい空気が冷えると空気中にいられなくなった水分があふれ出してしまうのです。
それが水滴となり、窓ガラスや壁についたものが結露となります。

結露が与える害

結露は壁の間や床下、屋根裏など目に見えない場所でも発生します。
こういった内部結露は目に見える表面結露とは違い、目につきにくい建物の構造部分で発生します。
目につきにくいため気付くのも遅くなり長く放置されがち…
目に見えるようになった段階ではある程度被害が進んでいる可能性が高いです。
「天井にシミが!」「天井からポタポタと水滴が!」
それは雨漏りではなく結露が原因かもしれません。
もしそうなった場合は、建物の構造部分の修理が必要になるので
工事の規模も費用も大きくなってしまします。

また、結露が発生した部屋はジメジメして気持ちが悪いですよね。
結露を放っておくと壁紙がはがれたりシミができたりします。
カーテンや窓のサッシにカビも生えてしまい、人間の体はもちろん
住宅や家具にも悪影響を及ぼしてしまします。

 

結露対策!

結露は住宅にとっても人体にとっても良くないことが分かりましたね。
では、結露を防ぐにはどのような対策をとればいいのかご紹介していきます。

1番は換気

結露を防ぐには水分の多い空気を部屋の外に追い出すことが1番です。
1回10分程度を目安に空気の入れ替えをしましょう。
電気をあまり使わないトイレやお風呂の換気扇は常に回しておくと良いです。
結露がよく発生する窓にはサーキュレーターなどで弱い風を当てて空気を動かすのも良いでしょう。

市販の結露防止グッズ

結露防止シートや断熱シートを活用して外部との温度差を減らすことで結露発生の予防になります。
給水テープも併用することでカビの発生も抑えられます。
窓に直接吹きかけるタイプの結露防止スプレーもあるのでお手軽に対策がとれますよ。

部屋の温度を上げすぎない

部屋の湿度が何%であっても、室内外の温度差が大きいと結露が発生しやすくなります。
暖房の設定温度は少し低めにし、上着を1枚羽織るなどの対策をとりましょう。

加湿器を付けたいけれど…

冬になると部屋の乾燥を防ぐのに加湿器付ける家庭が多いのではないでしょうか。
加湿器をつけると結露が発生しやすくなってしまします。
部屋を乾燥させたくない…でも結露が発生するのは嫌だ…
という場合はどうしたらいいのでしょうか。

加湿器を置く場所の工夫

1番良いのは部屋の真ん中に置くことです。
全体的に加湿状態が広がるので効果的ですが、それが出来ない場合は以下のような場所がオススメです。

・エアコンの風が直接当たらないが、加湿した空気を運んでくれる場所
・加湿器を直接床に置かず、テーブルや家具の上
・温度差の激しい窓際から離れたところ
・湿度の弱い家電(精密機器)からは離れたところ

 

最も効果があるのは窓ガラスの交換

これまでご紹介してきたように、結露は色々な角度から対策をとることが可能です。
しかし、結露防止グッズは購入しやすい価格帯ですが根本的な対策とはなりません。

一方、窓ガラス自体の対策を実施する窓ガラスの交換は
結露の防止はもちろんのこと、他にも様々なメリットがあります。

窓は一般住宅の外壁の25~30%もの面積を占めます。
一般的なシングルガラス(1枚ガラス)はトタン板1枚分の断熱性能しかありません。
それに対してペアガラスやトリプルガラスなどの複層ガラスは
シングルガラスに比べて室内の暖かさを逃がしにくく外気の冷たさも伝わりにくいのが特徴です。
冷暖房の効きが良くなるので電気代の節約にもなりまね。

費用は掛かりますが結露防止、遮熱、断熱などの効果が半永久的に続くので
窓のリフォームを検討してみるのも良いかもしれません。
遮音性能・防音性能に優れているので防犯面にも有効です。

現在使用中のシングルガラス用のサッシはそのままでガラスのみを断熱ガラスに入れ替えたり、
内側にもう1つ窓枠と窓ガラスを追加して二重窓にするなど簡単にできる工事もありますので
お住まいの住宅や予算に合わせて決めていきましょう。

 

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